
Niner09 / Pixabay
人間は人それぞれに味覚が違っていて、当然好き嫌いがあります。
味覚があるというのは舌にある「味蕾」という器官が感じ取っていることを言いますが、これが人間と猫では違うために味覚の差が生まれていると言われています。
人間は舌に味蕾が約1万ほどあり、そこで「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」を感じているとされています。
しかし猫はその味蕾が700~800くらいしかありません。そのために人間ほど味を感じることができないのです。ここではそのような猫の味覚について述べていきたいと思います。
猫の舌とは
猫の舌は味蕾が少ないために人間ほど味を感じません。それは猫がもともと肉食動物であるために、肉以外の細かい味の違いを知る必要がなかったからです。
それほど鋭くはないという猫の味覚ですが、その味覚の最大の特徴は「水の味の違いがわかる」ということです。
人間は水の味についてはそれほど違いがわかりません。
しかし猫は水の味を判別できる舌を持っているために、水についても好き嫌いがあるのです。なぜか猫が水を飲もうとしないというときなどは猫がその水の味を嫌っている可能性があるのです。
猫の味覚の種類とは
5つの味に関してですが、猫は「酸味」と「苦味」を強く感じることができ、「塩味」と「甘味」についてはあまり感じず、「旨味」はほとんど感じることができないとされています。
酸味や苦味を感じることができるのは、主食である肉が関連しています。肉が腐っていくと酸味や苦味がでてくるからです。
猫はそれを感じ取って腐った肉を食べないようにするために酸味と苦味を感じる器官が発達したと言われています。
また、塩味と甘味に関してはその逆のことが言えます。
猫はあまり汗をかかないために塩分をほとんど必要としません。むしろ塩分を摂り過ぎると体調を壊します。
それは甘味も同様で、そもそも肉を主食としている動物は甘味を食べる必要がありません。
そのために甘味を感じることがほとんどできないとされているのです。
生きていく上で必要とされる味覚は残り、必要でない味覚は衰えていったと考えられます。
猫が好きな物質、嫌いな物質
やはり猫は肉や魚が好きです。特に猫が魚を好きなイメージが日本人には強くありますが、これは昔から人間が猫にエサとして魚を多くあげていたことが影響していると言われています。
欧米では猫が魚を好きだというイメージはありません。むしろ魚だけを食べていると黄色脂肪症(イエローファット)という病気になることがあります。
猫は魚をたしかに好きですが、そればかりを好んで食べるわけではなく、どちらかといえば肉の方に興味を強く示します。
魚介類では「タコ」「イカ」の方が好きなようです。
しかしイカやタコ、エビ、カニなどは体内に猫にとって有害な毒素があるとされているために食べ過ぎると危険です。飼い主が気を付けるようにしてあげましょう。
また、幼猫~成人猫まで乳製品、ミルクが好きです。生クリームなども好んで食べます。これは乳製品の酸味が影響していると考えられます。猫が好ましい酸味なのでしょう。
酸味によっては猫が非常に嫌うものもあります。
これがミカン、レモン、グレープフルーツなどの柑橘類で、これらの酸味を猫は「腐った臭い」と判断するために食べようとはしません。猫の中では「腐った毒」だと認識しているようです。
猫はこの感覚が特に強く、腐ったものを食べたときに発症する「ボツリヌス中毒」には猫はまずなりません。
これは事前に酸味によって腐ったものを回避しているからです。
猫は消化器官がそれほど強くないために、消化しにくいものは食べたがりません。
人間のように穀物を消化分解する酵素を持たないために、穀物を食べ過ぎると消化不良を起こして体調を壊すことがあります。そのために穀物も食べたがりません。
猫が食べると危険なものも少し紹介しておきます。
まず有名な「ネギ類」です。これは猫が食べると溶血性貧血を起こすために、嘔吐や下痢、発熱、衰弱などにつながりやすく、非常に危険なものです。
チョコレートもいけません。チョコレートやココアに含まれるテオブロミンは猫にとっては中毒の原因になります。
また、アルコール類は消化吸収率が高いために舐めただけでも下痢や嘔吐を起こすことがあります。猫の近くにアルコールは置かないようにしましょう。
猫は果物自体をあまり食べることはありませんが、特に柑橘類とブドウ類は避けましょう。ブドウを猫が食べると中毒を起こす危険性があると報告されています。
まとめ
猫の味覚は人間のものとは違うために、人間と同じ感覚でキャットフードを選んではいけません。
それほど味覚は鋭くはありませんが、猫にも好き嫌いはあります。
キャットフードを選ぶ際にも主成分が「肉」か「魚」かということだけでも猫の喰いつきは変わってきます。
また、水の味の違いがわかるために水に対しても好き嫌いがあります。もしキャットフードや水を気に入っていないようであれば、色々と気に入るものが見つかるまで試してみるのも良いかもしれません。
そして専用のキャットフード以外の食べ物を与えるときはそれが猫にとって危険性がないものかどうかは必ずチェックしましょう。それが原因で体調を崩してしまうこともあるのです。
モグニャンキャットフード
人間も食べられるほど上質で新鮮な食材を使用し、 愛猫の食欲をそそる抜群の香りと味わいを追求した「モグニャンキャットフード」
白身魚のスケトウダラを原材料に使い、袋を開けた瞬間から香ばしい香りが猫ちゃんの食欲をそそります。
美味しいだけじゃなく、高タンパクで脂肪分が控えめ、さらに身体に負担になる穀物は使用していないので、猫ちゃんの健康に大貢献します。
原材料は、
- 赤ちゃんの離乳食にも使われほど安全で上質な「白身魚」
- 身体の調子を整えて活力維持をサポートする「リンゴ」
- 毎日のスッキリをサポートする「カボチャ」
- 身体のバランスを整える「クランベリー」
- 上質な炭水化物と食物繊維を含んだ「サツマイモ」
- 必須脂肪酸を含んだ「サーモンオイル」
- ハーブティーにも使われ、健康維持のための「セイヨウタンポポ」
厳選された食材と栄養バランスで、生まれたばかりの赤ちゃん猫からシニア猫までオールステージに対応しています。穀物は使用せず、人工添加物や着色料も使われていないので、アレルギー体質の猫ちゃんでも安心です。
「ペットオーナー様の願いに寄り添う本当のフードを作りたい。」という思いから開発されたモグニャンキャットフードは、栄養たっぷりのプレミアムフードです。
価格 | ¥3,960 |
1kgあたり | ¥2,640 |
カロリー | 374kcal/100g |
メイン食材 | 白身魚 |
生産国 | イギリス |
酸化防止剤 | ビタミンE |
着色料 | 不使用 |
保存料 | 不使用 |
穀物 | 不使用 |
対応年齢 | 全年齢 |
賞味期限 | 常温未開封で製造日より18ヶ月 |
販売元 | 株式会社レティシアン |
成分分析 | |
粗タンパク質(以上) | 30% |
粗脂肪(以上) | 16% |
粗繊維(以下) | 3% |
灰分(以下) | 6% |
水分(以下) | 7% |
カロリー | 374kcal/100g |
原材料一覧 | 白身魚63%、サツマイモ、エンドウ豆、サーモンオイル、ひよこ豆、レンズ豆、ヒマワリオイル、フィッシュスープ、ミネラル、ビタミン(A, D, E)、ビール酵母、オリーブオイル、アマニ、アルファルファ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ |