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猫の発症しやすい癌と一般的な治療法とは

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Josephchae / Pixabay

ガンは悪性腫瘍とも呼ばれている恐ろしい病気です。

人間をはじめ、他の動物もかかることがあり、死亡する原因にもなっています。

もちろん猫もこれにかかる恐れがあります。ガンが恐ろしいのは元からあった場所から違う場所にも移り、そこで新たに腫瘍が増殖して転移していくことです。

発見が遅れるともう取り返しがつかない状態になっていることがあります。

そしてこの悪性腫瘍は本来体に必要な栄養を奪って自分の栄養分にします。

そして増殖することで正常な組織や細胞を圧迫、破壊して機能不全にしていってしまうものです。

ここではそんな恐ろしい猫のガンについて述べていきたいと思います。

猫の発症しやすい癌について

ガンは大きく二種類あり、癌腫と肉腫と呼ばれます。

癌腫は上皮組織から発症する悪性腫瘍で老猫に起こりやすく、ガンの成長は緩やかです。

肉腫はその他の組織から発症する悪性腫瘍で、幼猫や若い猫がかかりやすく、ガンの成長が早いことが特徴です。

それぞれのガンの種類としてはまず、口腔内のガンがあります。

このガンになるとよだれが多く出たり、出血したりします。口の中の違和感からか食欲が減退していきます。その中でも悪性黒色腫は発生率、転移率が高く要注意です。

扁平上皮癌と線維肉腫はそれほど転移性はありませんが、口の中のガンは食欲を多く低下させるために衰弱していくことが多くあります。

鼻などの呼吸器で多いガンは、鼻腔の腺癌、肺腺癌です。

重症化してくると咳やくしゃみ、呼吸しにくくなるということが出てきます。呼吸が荒くなったりしにくそうであったらこのガンの疑いがあると言えます。

猫を触っていて不自然なすこりなどがあれば皮膚がんの可能性があります。

内臓系のガンは肝臓、膵臓、腎臓などに転移しやすいためにこれも発見が早いことが望まれます。

軟部組織肉腫が発症すると栄養分を多く摂取することで激しく成長していきます。

成長するにつれて周りの細胞や組織を圧迫していくことで機能不全に追い込みます。

消化器官のガンは嘔吐、下痢、便秘、血便などに直結しやすく、体力低下や脱水症状などを起こしやすいために衰弱が早いことが特徴です。

膀胱や肛門でもガンはできます。膀胱ガンになると血尿や頻尿、尿が出ないなどの症状がでます。

肛門の周囲でガンができると便がしにくくなるという恐れがあります。

代表的な症状

それぞれのガンによって、もしくはその箇所によっても症状は変わってきますが、ガンにはある程度共通した症状があります。

そしてガンは進行していくもので、基本的に自然治癒することはほぼありません。

そのために早く発見することが最善なのですが、その症状によってはなかなか飼い主が気付かないということがあります。

代表的な症状としては「体力低下」「脱水症状」「食欲低下による衰弱」「リンパ節が腫れる」「動きたがらない」「脱力感がある」「持続的な下痢や血便」「触ってわかるしこりがある」といったものがあります。

その他、猫の体にも変化が出るためにチェックすることで気付くという症状もあります。

白目が黄色っぽくなっていることや、鼻や耳、口などにできものができるというのもあります。

歩き方がおかしかったり、触った時に嫌がったり痛がるということもあります。

また、排便や尿は重要なポイントです。内臓系や消化器官系にガンがある場合は排便や尿に高い確率で変化が起こります。

「臭い」「色」「量」「回数」などに変化がないかを観察しましょう。

食事をするのを面倒にしていたりすることもありますし、食べる量が減る、食べるのが遅いということもあります。

こういった症状が何か出てきた場合は慎重に調べるようにしましょう。

代表的な治療法

昔は人間も猫も「ガン」というと治療できずに死を待つものとされていましたが、医療の発達により早い段階で発見してすぐに治療することができれば治癒や延命を行うことができるようになってきています。

まず代表的な治療法は外科手術です。手術することでがん細胞を切除してしまうものです。

即効性があって効果が大きいというメリットがありますが、部分的に切除してしまうために機能低下が起こることがあります。

化学療法や薬物療法というものもあります。

これはそのガンの増殖や転移を抑制するためのもので完全に治癒することは難しいものです。

大きく延命することはできる可能性がありますが、その副作用も大きなものがあり、違う部位の機能低下や脱毛などが起こる場合があります。

また継続すればするほどその効果は低下していきます。

放射線治療はガン細胞に放射線を照射するというものです。

外科手術できない部位にも使用することができ、その高い効果が評価されていますが、治療費用が高いという実状があります。

マクロファージを活性化させたりすることで免疫機能を上げてガン細胞を攻撃させるというものもあります。小さいガン細胞などを破壊することができます。

まとめ

猫のがんは非常に恐ろしいものです。発見が遅れて重症化していると死につながることも多くあります。

しかし、猫の細かい変化に気づいて、早期にがんを発見し、早い段階で治療していくことで治癒や延命は十分に可能になっているのです。

できるだけ早く発見できるように猫の出すサインに気付いてあげるようにしましょう。

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